DALI Labについて
Dartmouth大学のDALI Labは、創造性と実践的なテクノロジー体験が融合した、ユニークな学生主体のデジタルエージェンシーです。 学生はここで報酬を得ながら、Web・モバイルアプリ、VR体験、データパイプラインなどの開発に携わると同時に、クライアント対応のプロジェクトやチーム運営、納期管理なども経験できます。 100名以上の学生が常時在籍し、リーダーシップも学期ごとに入れ替わるこのラボでは、教育・起業・メンタリングが融合したスピード感ある環境が広がっています。
課題
DALI Labのように、短期間でメンバーが頻繁に入れ替わるチームを運営する上では、以下のような課題がつきまといます:引き継ぎのスムーズさの確保、コミュニケーションの質の維持、ナレッジロスの防止など。 また、複数のリーダーシップロールと十数個の共有メールボックスが運用される中、DALIは以下を実現できるツールを必要としていました:コラボレーションの効率化、メールの誤送信や対応漏れの防止、新しい学生リーダーのオンボーディングの簡素化。
Sparkの活用
Spark for Teamsは、DALI Labの業務を効率的・迅速・整然と進める上で中心的な役割を果たしています。
✅ ロール別の共有受信トレイ
教育、アプリケーション、パートナーシップなど各リーダーシップ領域ごとに共有受信トレイを設定。 新しいリーダーが記憶や属人的な情報に頼ることなく、スムーズに外部とのコミュニケーションを引き継げます。
✅ オンボーディングを加速させるテンプレート
よく使われるメールのテンプレートが用意されており、 新しいリーダーがゼロから返信文を作る必要がありません。時間を節約しながら、対応の一貫性も保たれます。
「新しい学生を採用した時に、前任者が一からやり直す必要はないんです。 テンプレートの存在が本当に重要です」
— Tim Tregubov(DALI Lab ディレクター)
✅ シームレスなコラボレーション
メールの割り当て、スレッド内でのコメント、チームメイトへのタグ付けなどにより、ロールが変わっても共同作業をスムーズに継続できます。
✅ AIによる文章作成とパーソナライズ
AI機能の導入はまだ初期段階ですが、自分のライティングスタイル機能により、文体やトーンの調整が容易に。学生向け・外部パートナー向けなど、異なるコミュニケーションに応じた表現が可能です。
改善の余地
様々な便利なツールを搭載しているSparkですが、DALIチームには以下のような一般的な課題も存在します:
- メールの過多:アーカイブ文化が十分に浸透しておらず、共有インボックスが煩雑になることも。
- ツール疲れ:Notion、Figma、GitHub、Sparkなど多数のツール導入により、ツールへの定着度にはバラつきがあります。
- ワークフローの分断:NotionとSparkの連携がないため、Notionで完了済みのタスクがSpark側で閉じられないなどのギャップが発生。
- モバイルとデスクトップの差:学生の多くはモバイルで作業しますが、Sparkの高度な機能はデスクトップ向けに最適化されています。
🛠️ サポート体制と対応策
こうした課題に対し、Sparkチームは以下の支援を提供しました:
- 🎥 オンボーディング教材:短いLoom動画やライブデモにより、学生の導入をサポート。
- 🧠 サポートと対応力:Tim氏は「サポートチームが迅速・丁寧で非常に頼りになる」と評価。バグや移行時でも安心して使えるとのこと。
- 🧪 継続的な連携:Sparkのプロダクトチームは、AI機能やワークフロー設計、学生ユーザーのニーズに関する貴重なフィードバックを受け、今後の改善に活かしています。
インパクトと今後の展望
Sparkのおかげで、DALIの学生リーダーたちはより迅速な対応が可能になり、スムーズな引き継ぎや重要な対外コミュニケーションを学業と並行してこなせるようになりました。
Tim氏の願いは? Sparkが学生たちの「将来の標準ツール」として、スタートアップやインターン先など新しい場でも自然に使われることです。
「本当に気に入ってます。 もっと多くの学生に使ってほしいと思っています。 多くの学生が気に入って、そのまま使い続けてくれているのも嬉しいですね。 将来スタートアップに持ち込んでくれるといいなと願っています。」
コラボレーションにご興味ありますか?
DALI Labでは、プロダクトデザイン、リサーチ、AI活用などに関するコラボレーションの機会を常に歓迎しています。
詳細はこちらから:dali.dartmouth.edu